採用動画で差をつける!成功事例から学ぶ魅力的な企業ブランディング


新卒採用に向けて、採用動画の導入検討をされている企業の皆様。
制作にあたって「何から着手してどのように活用していけばいいのか」を具体的にイメージしにくい担当者の方もいらっしゃるのではないでしょうか?

採用動画は自社ブランディングにつながります。
しかし「コストが高そう」「制作期間も結構かかりそう」など、採用動画について気になることは多々あるかと思います。
そこで今回は採用動画に関する戦略の是非を考えてみましょう!

採用動画は企業が学生に伝えたいメッセージを発信

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新卒における採用動画は、未だ社会人として就労経験がない学生にとって、より企業理解などを深めるのにイメージを伝える強力な手段でもあります。

採用動画で期待できる効果は「伝え方」の質が格段に上がります。

それにより、学生の企業理解が促された状態で、企業は学生と接点を持つことができます。

3つの伝え方の向上効果

言葉にしにくい情報を伝えられる

採用動画で期待できる効果の1つ目に、言葉にしにくい情報を伝えられることが挙げられます。
理由はシンプルに、動画自体の情報量が多く、視覚的に分かりやすく表現できる手段であるからです。

一般的な新卒採用活動では、求人掲載、求人パンフレット、会社説明会で配布される登壇資料などを読み解くことが多いでしょう。
しかし、学生は同時期に様々な企業の文字情報を受け取りますが、文字情報だけではイメージできる分野が限定的で、印象に残らないことが多いです。

その点、動画と組み合わせて魅力を伝える方が学生の理解を促進させることができ、文字情報ではわかり辛い、社内の雰囲気や実際の働き方など伝えられることが期待できます。

「分からない」不安を軽減できる

実際の文字情報ではイメージし辛い、社内の雰囲気や社員の働く姿など、『実際の働くイメージ』を擦り合わせ、より企業理解を深めることができるからです。例えば、社内環境紹介として、社員の働いている姿やインタビューを動画にしたりすることもできます。

企業で働くイメージを具体的に持ってもらえる

採用したい学生に向けて、動画発信することで、より企業と学生間のイメージの擦り合わせができるからです。

例えば、文字情報だけだと、自分と雰囲気が合っているか、よく分からないといった状態が改善されにくいのです。

採用動画の場合は、社員がいない場面でも深いレベルでイメージの共有を行うことができ、さらに分かりやすくかつターゲットを絞った伝え方(イメージの共有)することで、採用したい学生にアプローチでき、さらに選考などでもイメージの擦り合わせ不足から生じるミスマッチの対策にもなります。

細かいことですが、職場に観葉植物が置いてあったり、冬には加湿器が稼働しているなど、詳細な点を含めて実際に働く姿の擦り合わせができます。

「リアリティ」と「インタラクティブ」が大切

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採用動画では、求職者が真に知りたい情報をいかに効果的に見せられるかがポイントになります。
ただ採用条件を羅列するのではなく、社員インタビュー動画などで「社員は実際にどのように働き、どのようなモチベーションを感じているか?」といった、求職者が知りたいリアルな情報を発信していきます。

企業からの一方的な情報発信は求職者からは好まれません。
重要なのは求職者とのコミュニケーション、その面でインタラクティブ動画は効果的です。

社員の1日を追ったドキュメンタリー動画、座談会系動画などがあげられますが、詳しい内容を紹介します。

インタラクティブ動画

インタラクティブ動画とは、動画内にクリック要素が用意され、求職者が見たい情報を選択することができます。
通常の動画は視聴するだけであり、テレビを見ることと同様に、視聴者が「参加」することはありません。

一方、インタラクティブ動画では、たとえば社員の1日を追った動画の中で選択肢が表示されるなど、視聴者の選択によって以降のシナリオが変わってきます。
視聴者のアクションが動画コンテンツに反映されることで、双方向のコミュニケーションが実現するのです。

社員の1日を追ったドキュメンタリー動画

実際の社員を主役に見立て、働いている1日の様子を撮影するドキュメンタリータッチの動画も増えています。

動画内ではオフィスの様子や他の社員が働いている様子なども自然と映りこむため、リアリティを求める求職者にとって自分と重ね合わせられます。

入社後に実際に活躍している姿などを求職者がより明確にイメージできるようになります。

社員座談会系動画

決められたテーマについて、社員同士が座談会形式で話をする動画もトレンドです。
社員同士だからこそ気兼ねなく話せるような本音を知れるほか、リラックスした社員の姿から企業の雰囲気をイメージできます。

就職活動において、求職者が知りたい職場の雰囲気や従業員の顔などは実際にその会社に入ってみなければなかなか知ることができません。

そこで、求職者に向けた会社のアピールができる「採用動画」が多くの会社で制作されています。

採用動画の活用で得られる効果

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採用動画とは、企業が仕事内容や職場の様子などを動画にしたもので、求職者に対して会社への理解を深めてもらうものです。
採用活動の各過程で求職者に動画を見てもらい、会社の雰囲気や具体的な仕事内容、経営者からのメッセージなどを伝える役割を持っています。

これまでの採用活動といえば、求人広告を出したり説明会を開催したり、インターンを行うなどの方法がありましたが、YouTubeをはじめとする動画コンテンツの急速な普及により、採用動画の需要も高まりました。
約6割の学生が動画サイト・YouTubeを活用し、採用動画を視聴しているという結果が出ています。

さらに、採用動画視聴によって7割がその会社への志望度をアップさせていることからも、採用動画が採用活動に大きな効果をもたらしているといえるでしょう。

採用動画は「あったほうがいい」と回答した学生は8割を超えており、企業は今後の採用活動において採用動画を制作・導入すべきといえます。

主な効果とは?

効果1:知名度向上

企業の存在を広く知ってもらえるという効果です。
どれだけ優れた商品やサービスを開発している企業であっても、知名度が低いと商品を手にとってもらえなかったり、サービスを利用してもらえなかったりします。

採用動画を制作・活用すると、どのような企業であるのかを知ってもらえるとともに、世間への知名度向上につながります。

効果2:イメージ向上

採用動画は企業のアピールポイントをまとめた動画のため、長所などを見せ、企業のイメージアップにもつなげられます。
これまでどのような企業活動をしてきたのか、実績など魅力的なポイントを動画に詰め込み、魅力を思う存分に伝えられます。
求職者に対し、求職の対象になり得ることをアピールし、より良い人材の獲得につながるでしょう。

効果3:安心感の醸成

採用動画を見てもらうことで、職場の雰囲気や具体的な仕事内容が把握しやすくなり、求職者に安心感を与えます。
就職活動では企業の全貌が見えず、「わからない」ことから来る不安が求職者を悩ませ、求人応募を踏みとどまらせる場合があるためです。

求職者への企業に対するハードルを下げるとともに、企業にとっても採用活動がスムーズにいきやすくなるというメリットがあります。
このように、採用動画により実際の職場を見てもらうことで求職者に安心感を持ってもらえるでしょう。

効果4:ミスマッチの防止

たとえ採用できたとしても、ミスマッチによる辞退や早期離職という可能性があります。
求職者に採用動画をあらかじめ見ておいてもらうと、実際に入社した後に「イメージと違う」というミスマッチを防ぐとともに、企業と仕事の実態を正しく理解してもらえます。

反対に、仕事内容やオフィスの様子がわかることで「こんなところで働いてみたかった」「こんな仕事がしたかった」という希望者が現れる可能性もあるでしょう。

効果5:広く気軽に見てもらえる

「動画」というコンテンツは、ただ文章を読むよりも見てもらいやすいというメリットがあります。動画であれば多くの文字を読むというストレスがなく、広く、気軽に見てもらいやすいのが特徴です。
さらに、動画は一度制作しておくと自社サイトやSNSなどさまざまな媒体で配信しやすく、広範囲の求職者に届けやすいのも大きな魅力です。

効果6:印象に残りやすい

文章に比べ、動画は動きや音があるため、記憶に残りやすいという特徴があります。
さらに、動画内の演出などにより、企業が特にアピールしたいポイントなどをより効果的に演出し、望ましい印象を残ることも可能です。
また、文章よりも繰り返し閲覧しやすいため、何度も見てもらえる可能性も高いです。

効果7:採用プロセスが合理化できる

一度制作した動画は、さまざまな場面で繰り返し利用でき、マーケティング戦略を立てて効果的に展開できるというメリットがあります。
また、動画を見せることで担当者による説明などといった過程を省略でき、採用に必要なリソースを削減できるのも魅力です。

企業と採用希望者の4つのメリット

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短い時間でPRできる

採用動画は短時間で採用希望者に会社のことを伝えることができます。

例えば、会社説明会のようなたくさんの企業が集まる中で、長い時間をかけて自社のことをアピールするのは難しいものです。

会社説明会のような場所では採用希望者は色んな会社に顔を出し、短時間で採用に関する情報を入手しようとしています。

長い時間をかけてひとつの会社にとどまることはしないので、印象的でわかりやすい採用動画を流せば、会社に関心を持ってくれます。

採用希望者を惹きつけ、たくさんの応募者を獲得できる可能性が高まります。

伝わりにくい業態もイメージしやすい

企業の中には業種や取り扱っている商材がわかりづらかったり、紙面では表現しにくかったりする場合があります。

例えば、普段目にしないような製造業務や、形のない商品などは文章や写真ではうまく伝わりません。

実際の業務風景や、取扱商品の使われている様子などを動きのある動画にすることで、採用を求める側がイメージしやすくなります。

SNSなどで拡散されやすい

採用動画を作ることで企業の情報がSNSで拡散されやすくなります。

SNSでは言葉で長々と説明するよりも、直感的な動画の方がユーザーの目を引きやすくなるからです。

SNSに採用動画を投稿することで、採用動画を見た採用希望者、もしくは一般のユーザーが動画に好感を持ち、シェアしてくれる場合もあります。

そして、それを見たまた別のユーザーが興味を持つと拡散される可能性もあります。
企業側が宣伝しなくても、ユーザーが代わりに宣伝してくれる仕組みです。

企業を身近に感じる事ができる

動画のような動きのある描写は写真に比べると実際の様子が明確に伝わります。
働く人の声や、作業の音を入れることで実際に採用希望者が知りたいリアルな映像を見ることができます。
採用希望者が実際に現場に行かなくても採用動画を見るだけで、社内の雰囲気を体感できます。

採用動画があることで多くの人に企業のリアルが伝わるのも大きなメリットでしょう。

まとめ

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採用動画は一番伝えたいことを強調することがポイント採用動画は企業の良さをいかに採用希望者に伝えるかにかかってきます。

どのような事を伝えたいのかを短い時間でいかに伝えるかということが重要です。

自社の全てをまんべんなく詰め込んでしまうとぼやけた動画に仕上がってしまうので、どうしても伝えたいことを念頭に作成するのがポイントです。
自社で採用動画を作る場合もプロに依頼する場合も企業のイメージと伝えたいことがブレないようにすることが大切です。

採用希望者が「働きたい!」と思える採用動画作りに成功すれば、良い人材の確保につながるでしょう。